ルワンダでは、パチョリ、ユーカリ、ゼラニウムなどのエッセンシャルオイルが作られています。一つの村全体が作り始め、そのおかげで貧困を抜け出し、月給収入を得る住民も出てきました。
ルワンダ東部の丘では、コーヒー、サトウキビ、バナナが栽培されています。しかし数年前から新しい作物が栽培され始めました。
パチョリはインドネシアから輸入されましたので、強い香りがし、エッセンシャルオイルの製造に適しています。
南アフリカから輸入されたゼラニウムが栽培されています。住民は栽培のためのトレーニング受け、雇われて月30ユーロの給与を受け取っています。これはルワンダでは夢のような金額だそうです。ここではサツマイモや芋類を育ててきました。でも売れなくて収入は全くありませんでした。今ゼラニウムがやってきて、ようやく月給がもらえたのです。学校の費用や服を買ったり、家を建てることさえ可能になります。年金のために少しお金を貯めることもできるようになります。
ルワンダ全国でエッセンシャルオイルの取引が爆発的に拡大しました。収穫された葉は取引所に運び、村の住民は一日の終わりに現金でお金を受け取ります。9割の人々は給料を受け取ったことがなっかったのです。一日に7ユーロ稼ぐ人さえいます。
集められた葉は蒸留されエッセンシャルオイルが出来上がります。これらのエッセンシャルオイルは日本、アメリカ、カナダ、南アフリカ、イギリスに輸出されます。去年ルワンダのエッセンシャルオイルの売り上げは百万ドルを超えました。